組み込みエンジニアの将来性は?身に着けたいスキル・資格をまとめて解説!

将来性の考察と資格・スキルの解説シリーズ

フリーランス正社員組み込みエンジニア

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組み込みエンジニアの将来性と必要スキル・資格について

現在、IT業界は人手不足により多くの企業がエンジニアの獲得に動いています。 その中でも、どの職種が将来性があるのか。また、職種毎にどのようなスキルや資格を取っていけばいいのか、資格の難易度等もまとめて解説していきます。 今後のスキルアップは勿論、エンジニアを目指す方の職種選びについても参考にして頂ければと思います。

組み込みエンジニアの将来性は??

組み込みエンジニアの将来性について、結論から申し上げると、今後一層需要が高まる職種であるといえます。

組み込みはIot分野等の最新技術との親和性も高く家電製品等をはじめ、モノがインターネットに接続していく事であらゆる領域で組み込みエンジニアの長期的な需要が見込まれています。 需要が高まる一方、組み込みエンジニアを選択する若手人材が少なく、特に若手(20~30代)の人材需要は年々伸びている状況です。

Point

組み込みエンジニアは、Iotなどの最新技術と親和性も高く今後も需要が高い!!

身に着けておきたいプログラミングスキル

組み込み系システムの仕事では、主にC言語が使われます。 理由としては、動作が速いくファイルがコンパクトであり、動作するハードウェアの多さやコーディングしやすさや、互換性の高さ等も挙げられます。 C言語と互換性の高いC++を習得しておくとAIやIoTを搭載するとき等で役立つ場面も多くなり、C++を習得する事によってWebとの相性の良さで利用されるJavaも比較的習得しやすくなるでしょう。

また、機械制御を行う組み込みの場合はアセンブラが利用されています。 未経験では難易度が高めの言語ですが組み込みエンジニアとして習得したい言語です。

Point

組み込みエンジニアとしてC , C++ , Java , アセンブラを習得したい!

組み込みエンジニアが取得したい資格!

ETEC(組み込み技術者試験)

ETECは一般社団法人組込みシステム技術協会が実施する試験です。 試験は合否判定ではなく、組込みソフトウェア技術者試験クラス2と、組込みソフトウェア技術者試験クラス1に分かれ、それぞれグレードA~Cで評価されます。

表1:ETEC(組み込み技術者試験)のグレード

OCRES(オークレス⁠)[OMG認定組み込み技術者資格試験]

OMG認定技術者資格試験は、130ヶ国で実施されている世界標準の技術者 試験です。試験は、ファンダメンタル[初級]、インターメディエイト [中級]、アドバンスト[上級]と3つのレベルに分かれています。

応用情報技術者試験

独立行政法人の「情報処理推進機構(IPA)」が提供する資格で、「情報処理技術者試験」のひとつに含まれる国家資格です。 近年の合格率は20%の前半を推移しています。受験者のレベル自体も高く難易度の高い試験と言えます。

エンベデットシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、高度情報処理技術者試験に含まれるスキルレベル4に相当する難易度の高い資格です。合格率は17%前後で、難易度はかなり高いと言えるでしょう。 エンベデッドシステムスペシャリストの業務としては、顧客の要望からチームメンバーを指導し開発の主導までを求められます。

Point

グレードやレベルの高い資格を獲得する事で信頼されるエンジニアへ!

まとめ

組み込みエンジニアのスキル別年収から、将来性、身に着けたいスキル・資格をみてきました。 組み込みエンジニアは、スキルを身に着けプロジェクトやチームを指導・管理できる立場になる事で1,000万円/年以上も可能となる職種です。 難易度の高い資格等も多いですが、将来的にも高い需要が見込める職種です。積極的にスキル・資格を獲得して信頼できるエンジニアの地位を獲得しましょう。